Mountain Stream （渓流釣行）
2008年
■2008年春の初釣行！ (群馬県/利根川水系)
関東地方の解禁は3月1日が大半のようだ。しかしなが らサウナ通で極端に寒がりの私は、この時期にはまだ始動しない。気温も肌寒くない程度に上昇し、解禁の喧騒が覚めやった4月から活動が始まるのだ。そんな訳で3月下旬には釣り具などの準備も整え、モチベーションも高まって今年初の釣行機会も秒読み段階に入っていた。しかし週2回の休みがことごとく雨で、カウントダウンの遅延が続いていた。少しやる気を削がれた格好となったが、やっと天候にも恵まれた4月末に初釣行が実現した。まず手始めに昨年のホームグランドとなった群馬県の利根川水系で様子を伺おうと6時に起床し出発した。
比較的釣果の見込める下流のポイントから入渓するが、昨年からの台風の影響か渓相が一変して、水量も渇水期のような少なさだ。堰堤の溜まりも昨年とは比較にならないぐらい水が少ない。おまけにあちこちで河川工事を行っており、釣り場となるポイントがとても少なくなって、まったく無惨な姿に変貌してしまった。なんとか堰堤や落ち込みなどから中型2尾（ヤマメ・ニジマス）の釣果を得るが、次回からまたどこか近場の別河川を探さなくてはならなくなっ てしまった。家族も久しぶりにヤマメが食べれると楽しみにしていたのだが、まったく残念な結果となってしまった。しかし今年も大好きなヤマメと巡り会うことができたし、何よりも山の澄んだ空気を肺一杯に吸い込み、日頃の慌ただしさを忘れて本当に幸せな時間を過ごすことができたことが嬉しい。
今年の釣行もまずまずと自分自身を納得させて、次回の新たな渓流釣行に期待することにしよう。 4/28
■2008年釣行NO,2！ 獲ったど〜の巻 (群馬県/利根川水系)
5月の中旬に札幌赴任時の仕事仲間と予定していた釣行が、またしても雨のため中止となってしまった。どこの河川に行くかいろいろ調べてみたが、やはりアクセスが悪く、想い通りの渓流が中々見つからない。群馬の
神流川水系や栃木の渡良瀬川水系なども考えてみたが、片道2時間以上掛かるので断念する。
そんな訳で、工事が終わっていることを祈りながら駄目もとで前回の利根川水系に出かけてみた。早朝の5時過ぎに出発して現地6時30分到着し、早速釣り始める。前年釣果の上がった下流域は今回もまったく反応はない。「やはり今回も駄目か！」と諦め半分に上流の堰堤だけは竿を出してみようと釣り上がった。その堰堤もやはり水量が少なく、見るからに期待薄な渓相となっていたが、ちびヤマメから中型のものまで同じ河川とは思えないほど魚影が濃くて釣りまくった。
久々の大漁で合計17尾の釣果となった。これでやっと 家族の期待に応える事もできて一安心。今晩の天ぷらを楽しみに、昼過ぎには納竿して家路につくことにした。 6/11
■2008年釣行NO,3！ 早くも夏の日差しの巻 (群馬県/利根川水系)
梅雨独特の降雨が続いた6月下旬、2008年3回目の釣行は早くも夏の到来を伺わせる好天に恵まれた。訪れたのは今回も群馬県利根川水系。
前日まで降り続いた雨により水量も若干増加し、良コンデションの中での釣行であった。前回、集中的に釣り上げた堰堤を中心に上流にまで足を伸ばし、今回も二桁の釣果を得る。同伴した札幌赴任時の釣り仲間も同様の釣果で、二人して帰路につく足取りも軽く、真夏を伺わせる強い日差しを浴びて、景気低迷による湿りがちの活力を多いに盛り返す事ができた。
釣果は前回と同じく小型が大半で、引きの強い中型以上の個体は影を潜めていた。昨年はあまり嬉しくないウグイなども深い淵などに群生していたが、夏から秋に上陸した渓相を変えるほどの強力な台風が、大半の魚を根こそぎ押し流してしまったのかもしれない。鮎などの稚魚も放流され、6月から解禁となっている筈だが、このように水量の少ない河川には魅力がないのか、ほとんど釣り人を見かけないのはとても嬉しいことである。
間もなく餌釣りの時期も終わりを見せる盛夏を迎えるが、来月も再び、この小さいながらも手軽に渓流に親しむことができる河川に、釣り糸を垂れる事を楽しみにすることにしよう。 6/24